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禁じられた野焼き [作業日誌]

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除草剤など一切化学薬品を使わないでいると、雑草は数日で成長する。

忙しさにかまけていると、人をあざ笑うかのように仲間をどんどん増やしていく。雑草の種子がこぼれ落ちない前に根こそぎ鎌で刈り取りをするのだが、その量たるや半端ではない。

根を上に向け干からびさせると、かさばりが半分以下になる。それでもうんざりするほどの量だ。ヤギを飼って雑草を食べさせている光景を夢想してしまう。

そのまま土にすきこもうとすると、穴をいくつ掘っても間に合わない。そこで、禁じられている野焼きをせざるをえない。竹や廃材を燃料にして焼くのだが、生乾きの雑草はなかなか燃えてくれない。

直径2メートルはあろうかという煙の大柱が空に上っていく。時々天地返しをして、新鮮な空気を送り込むのだが、不思議と煙は人に向かってやってくる。逃げるように立ち位置を変えるのだが、なぜか煙は人を追いかけてくる。

11月になればサツマイモが収穫できる。乾燥させた雑草をストックしておき落ち葉代わりにして焼き芋の燃料にする予定だ。

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