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農業とビジネス [時事]

常々人から聞かれと「農業と福祉は半分ビジネス、半分ボランティア」のつもりで取り組むべき、と答えている。

農業と福祉の共通項は作物と人間の違いはあるものの、ともに“生命”と直接向き合うことである。

新規就農する人たちが5年以内に黒字化する割合は5割以下だそうだ。福祉関係の業界は労働に見合わない低収入で若い人がどんどん離職していく。農業も福祉も得られる収入は社会一般の平均値をかなり下回る。

農業も福祉もビジネスと割り切ればこれほど割の合わないビジネスはない。
しかし、特に農業はビジネスではないと割り切ると、農業ほど心地よい仕事はない。

サラリーマンを辞めてプロの農家として、しかも有機・無農薬野菜を育てている人には、やたらと気を惹かれる。ある人は年収2000万円からたった120万円に激減しても、120万に見合った生活ができるし、楽しみも見つけられると断言する。

農業をビジネスとは思わず、農業=生活という割りきり方をすると、今まで見えてきた世界とはまた違った世界が見えてくるのだろう。

私自身も定年5年前にサラリーマンを辞めて、プロの農家ではないが農業にかかわる生活を続けてきた。しかし税務署に申告すべき所得はない。おそらく今後もそれは続くだろう。

でもほぼ毎日、畑におのずと足が向くほど、楽しさを実感している。農業には金に換算できない魅力がある。

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