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北海道逃暑行その4 [旅行]

あさひやま動物園を堪能して、即、最終目的地網走へとむかう。
途中までは高速道路を順調に走り、高速を降りて一般道を走っても余裕で網走のホテルに行き着いてしまう。
そこで当初の予定を変更して、大回りになるがサロマ湖から能取湖畔を抜けるルートで網走に入った。
4時少しを回ってホテルにチェックインしたあとに、時間があったので「オホーツク流氷館」に行く。
マイナス14度の部屋には流氷の現物が置いてあり、入り口でぬれタオルを渡される。
部屋の中でそのタオルを頭の上でぐるぐる回していると、程なくタオルが棒状のまま固まっていた。
この建物の屋上から、遠く知床半島がよく見える。

DSCF9772.JPG

一旦ホテルに戻り、夕食の前にホテル前の「石北本線」を越えて網走湖畔を散歩することになった。湖畔には色とりどりのテントがはられ、キャンプ客がちらほら見える。
湖畔を歩いているとまもなくウンカの大群に取り巻かれた。しつこいウンカの奴めと、追い払うがとてもおいはらいきれない。

DSCF9781.JPG4386235.jpg

ところが良くみるとそれはウンカではなく、蚊の大群だった。慌てて、車まで小走りで戻るが、蚊はしつこく体中にまとわりついてくる。このまま車に乗り込めば蚊が車内に入り、ますます状況は悪くなる。

そこで車だけ蚊のいなさそうなところまで走らせ、それを追いかけながら蚊を追い払う作戦を取った。40メートルは走ったと思う。しかし蚊の大群は一向に体から離れようとしない。必死に追い払い、機を見て車に乗り込んだが、それでも数匹が体と一緒に入り込んでしまった。車内で3匹ぐらい叩き潰したが、べっとり血を吸われていた。まるでヒッチコックの映画「鳥」のワンシーンのようだ。
しかし、不思議にかゆみはほとんど感じない。毒気が少ないのだろう。
キャンプをしている連中はこの蚊の大群とどう向き合っているのか、今でも不思議に思う。

ホテルは「網走観光ホテル」といい、司馬遼太郎が「街道をいく」の取材旅行の折、2度宿泊したホテルだ。展望風呂からの網走湖は一見の価値がある。但し眺めるだけで夏の湖畔には寄り付かないほうが良い。

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