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天候不順と作物 [畑の風景]

プロの農家が異口同音に言うのが「暑いときは暑く、寒いときは寒く」なるのがベストである。

雪国ならばしっかり雪が降らないと、夏の渇水期に水不足に苦しめられる。山の根雪がじっくり時間をかけて溶け出し、安定的に里に水を供給する。夏は日中が暑くても、夜から明け方にかけて気温がぐっと下がったほうが、甘みが増していい作物ができる。

植物も人間も季節のリズムを体が記憶している。自然のリズムが一定しないと人間は体調を狂るわせる。植物も同じで体調を狂わせるとうまく育たない、あるいは育っても小さかったり、うまさが足りなくなる。

植物はその成長過程に見合う気象条件が異なる。
お米の例でいけば出穂の時期に温度が上がりすぎると、米が白濁してしまう。原産地が暑い地域の稲でも、ただ暑ければいいというものではない。暑さが前倒しになったり、その逆でも植物にとっては具合が悪い。

昨年は4月から6月までの3ヶ月間の気温が平年を下回り、夏野菜の出来具合が全般的によくなかった。今年はなぜかキュウリの出来具合がいまいちである。

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