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広大な畑が広がる下富地区 [畑の風景]

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「トコトコ農園」のある場所は所沢市の下富地区である。
三富(サントメ)地区は上富、中富、そして下富からなる。そして下富はお隣狭山市に隣接している。

江戸時代に荒涼とした武蔵野台地を切り開き、江戸市民の台所を目的とした開拓地で、現在も東京の近郊農業として生き延びている。
三富地区は開拓当時の原風景がまだまだ残っているが、短冊形の5町歩を単位とした広大な農地が広がる。

ものの本を読むと、開拓から数年は満足な作物が育たず、開拓に入った農家は相当苦労したらしい。現代でも一旦休耕地となって人の手が入らなくなると、元の肥沃な農地に戻すには年単位の時間がかかる。

開拓は今風に言えば、県が大規模農地の開発を計画し、広く入植者を公募した。入植を希望した家は数年間は農業収入も当てにできないことを覚悟で応募したと思われる。
食い詰めた挙句の入植ではなく、ある程度以上の資産のある家が入植したものと考えられる。

「トコトコ農園」に向かう「十四軒」通りの1本裏の道沿いには、立派な農家が点在している。畑も広いが屋敷地も驚くほど広い。このあたりは里芋とお茶の生産地として知られている。
大半の野菜農家は少品目、大量生産で里芋、ニンジン、ホウレンソウのような葉もの、ダイコンなどに絞って作っている。見渡す限りの里芋畑やニンジン畑があちこちに広がっている。

写真は立派な建物が点在する下富地区では畑一面にニンジンが整然と植えられていた。

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