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便利、それとも不便、居酒屋チェーン! [身辺雑記]

週三日、畑にでて地元密着型の日常をすごしていると都心に出る機会はめっきり少なくなった。外で酒を飲む機会も当然少なくなり、いたって健康的な生活をしている。

先日、友人の墓参りのために久方ぶりで都内に出かけた。その帰り道、まだ4時前の陽が高い時間帯だが、ちょいと一杯やることにした。この時間で酒を飲めるところといえば、やはり蕎麦屋しかない。

新小岩駅前に程近い場所にこぎれいな蕎麦屋を目ざとく見つけ、4人で入った。
まだ客はわれわれしかいない。ビールで喉を湿らせ、冷酒を注文する。蕎麦屋の酒の肴といえば定番のいたわさ、玉子焼きそして焼き海苔である。
これだけでは寂しいので、焼き鳥と天ぷらの盛り合わせも頼んだ。冷酒を8本、最後に蒸篭を食べて、〆て一人3千円強、酒も料理も、もちろん肝心の蕎麦もうまかった。

蕎麦屋をでたのがまだ6時前、駅前の飲食店チェーンがひしめき合う雑居ビルに「全品270円」とうたった店に飛び込む。「東方見聞録」というチェーン店だ。
案内された席に着くと、小さめのPC画面大の液晶タッチパネルが置いてあり、これを使ってあらゆる注文をするシステムになっている。

なにを注文するか、迷ったときは画面左上の「とりあえず」を触れればいい。
そこには「とりあえず」の定番メニューが並んでいる。ビールに枝豆に指を触れて注文数を入力し、確認画面を触れると総金額と一人分の金額も同時に表示される。
なんとビールも270円である。冷酒も270円で先ほどの蕎麦屋で注文した冷酒の3分の1である。驚きの安さだ。
ただし、蕎麦屋の酒と違ったのはやはり水ぽかった点だ。いたし方あるまい。

最初に1本注文した冷酒にはお猪口が一つしか運ばれてこなかった。お猪口を人数分追加したいのだけれど、酔った頭ではどうすればいいのかわからない。

必死の画面を見ると画面左上の「とりあえず」の対角線上の右下に「その他」がある。そこを触れると「猪口」の文字が出てきた。3と入力して確認画面を触れると、店員がまもなく猪口を持ってきた。

なんと便利な世の中になったものだ。注文と確認操作を繰り返すたびに総金額と一人分の金額が表示される。なかなか一人千円に達しない。
注文履歴が確認のたびに表示され、「猪口」も表示されている。「猪口」の金額欄は「0」と表示されている。当たり前か。

しかし、昨年暮れ同様の居酒屋チェーン店で2時間飲み放題の忘年会に参加したが、30分前がアルコール以外のオーダーストップと店員に告げられた。それから意地汚く焼酎のボトルを注文したが「ミネラルウウォーター」は注文に応じられないという。
「ミネラルウウォーター」はアルコール以外のオーダーだから、というのが店側の言い分である。
「ミネラルウウォーター」でなくても水道水でもかまわないと、食い下がったが、それでも断られた。

便利なようで機械の様に無機質な店員の対応には不便さを感じたことを思い出した。

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yoikosan

そんな便利なお店があるんですね。まるで、回転寿司の感覚ですね。
by yoikosan (2010-03-26 13:30) 

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