気づいたらブログを始めて一年経過してました [身辺雑記]
このブログを立ち上げたのが2009年3月10日だった。
体験農園「トコトコ農園」の開園に歩調をあわせ、農園の広報ブログとして記事をアップし始めたが、気がつくと1年をすでに経過していた。
私は「○○記念日」とか「○周年」とか、ほとんど頓着しないたちである。その点、女性は過去の記憶をしっかり日付で覚えているのにいつも感心している。
どこかで聞いた話だが、多くの女性が男性に比べて地図を読むのが苦手なのは、脳の構造的な違いが原因らしい。
ということであれば男が、というより私がと言ったほうが正確かもしれないが、何タラ記念日に頓着しないのは生物的な特徴なのかもしれない。誰かこのことを証明してくれる人がいれば実にありがたい。
いまから30数年前の秋、10月か11月かいまとなっては完璧に忘れたが、私たち夫婦は結婚式を上げた。1年後の結婚記念日当日、私は友人4人と徹夜マージャンをして記念日をすっぽかした。
翌日の午後眠い目をして家に帰ったら、妻は地球上でただ一人、全世界の不幸を背負ったような悲しい顔をしていた。一応、ケーキの箱を手にして帰ったのだが、唾棄するような目つきでケーキの箱を一瞥し、無言の抗議がそれから何日か続いた。
ここまで読んだ人は私がなんと女心を踏みにじる、無頼な男と思われるかもしれない。しかし私は坂口安吾や太宰治のような破滅型の芸術家ではない。
結婚記念日に徹マンをした理由は結婚式をまじかに控えた友人の父親が急死し、その父親が無類のマージャン好きだったため、友人とその婚約者、そして友人の母親に懇願されて、弔いマージャンをしてほしいということに応えたためだ。
事情は当然妻に電話で話した。友人は妻とも顔見知りだ。
「義理と人情を秤にかけりゃ、義理が重たいこの世界」に住んでいた私は一もにも二もなく、義理を選択した。この結婚話にはまた一つ事件があって、式の10日前に今度は婚約者の父親が急死した。
両家の父親の遺影を前に、予定通り式をあげることになったが、なんともTVドラマ的な結婚式で、今でも鮮明に記憶がよみがえる。
その一方で私たちの結婚記念日は、少なくとも私は負い目もあって、なおかつあのときのなんともいえない悲しげな妻の目を思い出すことを避けて、記憶から記念日を追い出してしまい、今となっては月までもすっかり忘れてしまった。そんなことでとうとう「結婚記念日」に関する話題は夫婦の間ではタブーとなり、封印されて今日に至っている。
ということで、ブログの開設日もすっかり忘れ、1ヶ月近くも遅れて思い出しながらこの記事を書いている。
ここのところ忙しさを理由に、訪問していただいた方々へなかなか返礼のブログ訪問もままならず、大変失礼をしている。
取り留めのない当ブログに懲りずに訪問していただき、その上暖かいコメントまでお寄せくださり、感謝の言葉もありません。
体験農園「トコトコ農園」の開園に歩調をあわせ、農園の広報ブログとして記事をアップし始めたが、気がつくと1年をすでに経過していた。
私は「○○記念日」とか「○周年」とか、ほとんど頓着しないたちである。その点、女性は過去の記憶をしっかり日付で覚えているのにいつも感心している。
どこかで聞いた話だが、多くの女性が男性に比べて地図を読むのが苦手なのは、脳の構造的な違いが原因らしい。
ということであれば男が、というより私がと言ったほうが正確かもしれないが、何タラ記念日に頓着しないのは生物的な特徴なのかもしれない。誰かこのことを証明してくれる人がいれば実にありがたい。
いまから30数年前の秋、10月か11月かいまとなっては完璧に忘れたが、私たち夫婦は結婚式を上げた。1年後の結婚記念日当日、私は友人4人と徹夜マージャンをして記念日をすっぽかした。
翌日の午後眠い目をして家に帰ったら、妻は地球上でただ一人、全世界の不幸を背負ったような悲しい顔をしていた。一応、ケーキの箱を手にして帰ったのだが、唾棄するような目つきでケーキの箱を一瞥し、無言の抗議がそれから何日か続いた。
ここまで読んだ人は私がなんと女心を踏みにじる、無頼な男と思われるかもしれない。しかし私は坂口安吾や太宰治のような破滅型の芸術家ではない。
結婚記念日に徹マンをした理由は結婚式をまじかに控えた友人の父親が急死し、その父親が無類のマージャン好きだったため、友人とその婚約者、そして友人の母親に懇願されて、弔いマージャンをしてほしいということに応えたためだ。
事情は当然妻に電話で話した。友人は妻とも顔見知りだ。
「義理と人情を秤にかけりゃ、義理が重たいこの世界」に住んでいた私は一もにも二もなく、義理を選択した。この結婚話にはまた一つ事件があって、式の10日前に今度は婚約者の父親が急死した。
両家の父親の遺影を前に、予定通り式をあげることになったが、なんともTVドラマ的な結婚式で、今でも鮮明に記憶がよみがえる。
その一方で私たちの結婚記念日は、少なくとも私は負い目もあって、なおかつあのときのなんともいえない悲しげな妻の目を思い出すことを避けて、記憶から記念日を追い出してしまい、今となっては月までもすっかり忘れてしまった。そんなことでとうとう「結婚記念日」に関する話題は夫婦の間ではタブーとなり、封印されて今日に至っている。
ということで、ブログの開設日もすっかり忘れ、1ヶ月近くも遅れて思い出しながらこの記事を書いている。
ここのところ忙しさを理由に、訪問していただいた方々へなかなか返礼のブログ訪問もままならず、大変失礼をしている。
取り留めのない当ブログに懲りずに訪問していただき、その上暖かいコメントまでお寄せくださり、感謝の言葉もありません。
タグ:結婚記念日 徹マン
全てを忘れてはいけません。
絶対に忘れてはいけないことと忘れていいものと峻別すべきです。
by 斗夢 (2010-04-02 18:20)
こんばんは。
一周年おめでとうございます。
これからも素晴らしい記事を
楽しみにしていますので
宜しくお願い致します。
by kaoru (2010-04-02 18:33)
えっ?
封印しちゃ駄目じゃないですかぁ(××)?
by 淳司 (2010-04-03 01:58)
1周年おめでとうございます
by くまら (2010-04-03 08:21)
blog一周年おめでとうございます。
夫婦といえど、考え方も感じ方もちがうもの。
お互いを理解しようという努力さえ忘れなければ良いのではないでしょうか
by 駅員3 (2010-04-03 09:56)
1周年、おめでとうございます。
○○記念日、全盛の中、私もあまり頓着しないので、
いろいろ忘れてしまいますw
by ラブ (2010-04-03 14:25)