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ダッシュ村は男の潜在願望 [畑の風景]

男の子には映画「20世紀少年」に出てくるような秘密基地つくりに夢中になる時期がある。
長じて大人になると「男の隠れ家」とか「男の書斎」にあこがれる。

なぜか男には一人だけの空間をほしがる癖がある。
「女の隠れ家」とか「女の書斎」はあまり絵にならない。男は孤独を望む瞬間があり、女は群れることで安定を求める時がある。

TVのダッシュ村には男の潜在意識をくすぐるような要素がいっぱいちりばめられている。
自分ひとり、もしくは気のあった仲間と世間から逃れ隠れるような、空間に対する根強い願望がある。

隔絶された空間で自己完結的に過ごすには、衣食住すべてをこの空間の中で自給自足するのが理想だ。家を作り、食糧も作る。服や靴を自分で作るのは難しいから、食糧と物々交換で手に入れる。

「トコトコ農園」は丸太を針金でつなぎ合わせ物置小屋を手作りした。現在はその物置小屋が手狭になったので、ほぼ倍の大きさに増築した。材料は木造大型福祉施設の工事現場に掛け合って、大量の廃材を貰い受けてきた。

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廃材のなかには建設会社の資材発注間違いで新品の平板、150本も含まれていた。
買えばおそらく10万円はくだらないだろう。新品の平板を使い、ウッドテーブル、長椅子など、いろいろな家具を作ることができる。秘密基地の施設はどんどん充実していく。

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所沢一帯は都心よりも3度は気温が低い。冬に入ると、霜柱は畑といわず通路の土まで持ち上げ、日が高くなる頃には、霜が解けて畑一面ドロンコ状態になる。
いまは仕方なく、使い古した毛布やら厚手のシートを敷いてなんとかやり過ごしている。

毛布やシートに代わるものを探していたが、木材チップを敷き詰めれば問題解決するのではと思いついた。
近隣で間伐材をチップにする企業があり、チップを無料でもらえないかと交渉してみた。
意外に交渉はスムーズに行き、運賃も相手負担で畑に運びこんでくれることになった。

この企業はチップ加工処理を受託し、加工済みのチップは逆にお金を払い産廃として処理を委託しているようだ。最終的にチップは市の焼却処理場でお金をかけて燃やしている。
なんと壮大な資源の無駄使いをしていることか。

かつて保温資材として使われていた稲藁や籾殻はビニールマルチに変わり、トマトやナスを支えた竹は鋼管竹に取って代わられた。
「トコトコ農園」の周辺農家の竹林は人手がなくて、荒れるにまかされている。昨春、真竹を切り出し、ナスやピーマンの支柱に使った。使用済みの竹材はこの冬、ブロック竈のたきつけ材として重宝している。

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化学合成製品の最終処分はもてあますことになるが、自然の素材は徹底して最後まで使い切ることが出来る。

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コメント 8

pace

前回のコメントですが
資材置き場の屋根を1部葺かずにパーゴラにしました

by pace (2010-01-12 01:59) 

pi-ro

ご訪問ありがとうございました
ダッシュ村イイですね
by pi-ro (2010-01-12 08:27) 

なまけもの

秘密基地っていいですね

by なまけもの (2010-01-12 16:55) 

furukaba

ご来訪&Nice 有難うございます。

ダッシュ村の成長が楽しみですね。

by furukaba (2010-01-12 17:25) 

fuzzy

秘密基地は男のロマンです。
by fuzzy (2010-01-12 17:26) 

hir

いいですねえ、秘密基地
そんな場所があるって素敵ですね
たのしそうです!
by hir (2010-01-12 18:26) 

淳司

男のロマンですねぇ・・・。
でも・・・
私みたいに孤独すぎても(><)b
by 淳司 (2010-01-14 22:10) 

山子路爺

子供の頃裏山に秘密基地をつくりましたね。

by 山子路爺 (2010-01-15 17:55) 

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