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残暑に負けた冷蔵庫 [身辺雑記]

9月になって早々、真夏を思わせるような暑さがぶりかえりました。

やっと秋めくかと気持ちが緩んだ時の暑さのぶり返しは精神的にもこたえました。

8年前に買った我が家の冷蔵庫もこの暑さに不意打ちを喰らったのか、庫内を急速冷蔵するためのファンをフル稼働させたのでしょう。

唐突に急激な負荷がかかったせいか、ファンのモーターが動転したように猛烈に回転し、その回転音と振動音の大きさは尋常ならざるものでした。

冷蔵庫の叫びは真上にある私のベットまでしっかり伝わり、朝などその音で目が覚めてしまったくらいです。もともと眠りが浅いうえに、このところは冷蔵庫の騒音で寝不足ぎみです。

冷蔵庫のドアを開けると、ファンは停止するのですが、閉めた途端またワンワンドコドコと騒ぎ出すのです。
ついに業をにやし新聞の家電量販店のチラシを見比べ、買い替えを真剣に検討することにしました。

ほぼこれだ!と新しいメーカーと機種を選び終わり、8年間我が家の食糧を冷やし続けた冷蔵庫に、「ポンコツのお前には気の毒だが、解体業者に引き渡し、ボコボコニしてもらうことにした。」

と最後通牒を申し付けたのが一昨日のことでした。
ところがその翌日の夜から悩まし続けられた騒音がピタッと止まったのです。どうせまたほとぼりが冷めたら、ワンワンドコドコ騒ぎ出すに違いない。

そう思ってそれからまるまる二日間、予想に反し騒音は全く発せられず、気持ち悪いくらいひっそり、だんまりを決め込んだ様子なのです。冷房機能は動いていて、ワンワンドコドコさえうるさくなければ全く問題ないのです。

ところが新品に買い換えかけて、こいつが業者に引き取られる時には断末魔のような大きな唸り声をあげるに違いない。そう思うとちょっぴりこいつが可愛そうに思えてきました。

まがりなりにも8年間連れ添ったやつなので、出来れば部品交換をして少しリハビリに励めれば、もう少し命が延びるのではないだろうか。

そう思いなおして、こいつを買った街の電気店を通してメーカのメンテナンス部門に連絡してもらい、部品交換をすることになりました。



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野菜星人

良い話ですね。

最近は「断捨離」と言う本(言葉)が出てきて、私もちょっとだけ読みましたが、「今の日本は物が有り過ぎて、捨てて行かないと整理がつかない」と言う話に納得したのですが、このようにものを大事に使うと言う心も大事ですね。

このように物に心があるかのごとく感じるのは、日本人の特徴かも知れませんし、良い所だと思います。
by 野菜星人 (2011-10-03 00:30) 

nougyoujin

野菜星人さん
いまどき修理代より新品を買ったほうが安い、といのはどこか変ですよね。
by nougyoujin (2011-10-03 22:03) 

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