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スイカ雑学 [作業日誌]

今年は欲張って3種類のスイカを70株ほど作ってみました。
作った種類は「カメハメハ」(タキイ種苗)、「紅しずく」(タキイ種苗)と「愛媛」(サカタのタネ)です。
いずれも比較的作りやすい小玉系です。
しかし小玉系は実のつまり具合、硬さという点で大玉に比べると劣ります。食感がふわふわした感じがします。

「カメハメハ」はラクビーボールのような楕円形、「紅しずく」と「愛媛」はバレーボールのような球形なので外見で区別がつきます。形は違うけれど緑地に黒い縞模様は皆同じです。

スイカの黒い縞模様は実は黒ではなく、緑の色素が濃く、遠めには黒に見えるだけです。
スイカ独特の縞模様は派手でよく目立ちます。それゆえカラスにはよく食べられてしまいます。仕方なくスイカ畑全体を覆うようにテグスを周囲、天井に張ります。
縞模様がなければ、葉の色と同化して被害を受けずにすむのに、と勝手なわれわれ人間はつい考えてしまいます。
しかしアフリカ原産のスイカは種の保存のためにわざと目立った模様で鳥に食べられ、種をより遠くに運んでもらおうとしているのだそうです。断っておきますがこの説は本当かどうか定かではありません。

また縞模様は種の位置と密接な関係があり、縞模様の部分に集中して種が配列しています。
スイカを切り分けるとき、縞模様を避けて包丁を入れると、切り口の断面には種が見えず、見た目にはきれいですが、食べるときには種を取り除きずらくなります。逆に縞模様の部分に包丁を入れると断面に種が現れ、容易に種を取り除くことが出来て食べやすくなります。

さて雑学話の最後になりますがスイカは野菜でしょうか、それとも果物でしょうか。<正解は野菜です>

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小麦の顛末 [作業日誌]

昨年の11月末に小麦の種、農林61号1kgを知り合いから取り寄せて初めて種をまいてみた。

このあたりは昔は小麦の産地だったらしいが、いまは誰も小麦を作っていない。近くのJAから種を買い求めようとしたら、全く扱っていないという返事。そこで知り合いに頼んで取り寄せたという次第。

種まきから年を越して冬になり、3度ほど麦踏みをして5月の連休後には立派に実をつけた。

そして6月、入梅前の晴れ間を狙って、刈り取り、という手順だったが関東地方は今年、5月27日に入梅してしまった。6月中旬の小麦は黄金色に染まり始めたが、まだ一部は刈り取りには早そうなので、それから2週間弱後の6月下旬に刈り取りと脱穀をする。

刈り取りはあっという間に終えたが、脱穀は専用機械がないのでひたすら人力で穂から実を落とす。すでに梅雨は明け、炎天下での作業に会員がブーブーと音を上げ始める。

「脱穀機があれば簡単なのに・・・・」、「近所の農家にはないの、脱穀機」、何とかの一つ覚えのように「脱穀機」を連呼する。 うるさい!ちゅうーに、黙って手を動かせ!・・・・と言葉には出せなかったものの、全く根性のない連中だ。

その後、3度ほど籾殻、ゴミの類をふるいにかけて取り除き、最終的に27kgの小麦が取れたことになる。

お盆の15日に最後の天日干しをした後、8月19日に製粉場に持ち込み、製粉すると約20kgの小麦粉となった。外見は立派な小麦粉である。うどん用に5kgをとりおいて、残りは全員500gづつ小分けして配分した。

玄米を精米すると約10%減量してしまうが、小麦の場合は今回、26%の減量となった。

肝心の味のほうは、9月10日(土)に秋の収穫祭としてうどん打ちをすることになっているから、そこで明らかになる。 

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カボチャとスイカの収穫 [作業日誌]

お盆入りで帰省ラッシュが始まりました。

東北自動車道も帰省のマイカーで渋滞が始まりました。元気な親の顔をみたいという人が増えているそうです。
東北を敬遠する観光客がへるなか、いつになくお盆の帰省客が増えているのはいいことです。

「家族」を思う気持ちが一段と深まっているのでしょう。

さて畑ではスイカの第2次収獲が始まり、軽トラの荷台に50個以上のスイカがゴロゴロと積み込まれてきました。
会員一人当たり2個の配分でふうふう言いながら重たいスイカを持ち帰っていました。

この時期は同時にカボチャも収獲時期になりました。ミニの種類の「栗カボチャ」ですが、ミニサイズのなかにところどころで大きなカボチャが育っていました。

スイカ同様、カボチャも配分したので一度に持ち帰るのも一苦労です。

うれしい悲鳴が聞こえてきます。

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スイカの収穫第2弾 [作業日誌]

先週土曜のスイカの初収穫、初試食に続き、今日(8月6日・土)第2回目の収獲と試食をしました。

今回収獲したのは昨年、初めて作ってみた「カメハメハ」という種類です。形はラクビーボール型で、食べごろもラクビーボールと同じくらいかやや大きめのものです。

一人ではうまく包丁が入らないくらいの大きさと、形状の不安定さから、楕円の両端を二人に押さえてもらいながらのカットです。

完熟した色は真紅、甘さは実に甘い。初収獲したものと比べても、甘さの度合いが違う。

スイカは「カメハメハ」に限る。これが全員一致した感想でした。

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どこまで広がる放射能汚染 [作業日誌]

8月にはいるとそろそろ秋冬野菜の苗作りの準備にとりかかなければなりません。

種はすでに手配して、郵送されてくるのを待つばかりです。残り少なくなった育苗用の培養土をホームセンター大手の「ビバホーム」に買いに出かけました。

いつも積み上げてある売り場を探しても培養土がみつかりません。

近くにいた店員に培養土の在庫を尋ねました。
店員いわくその筋から腐葉土ならびに培養土も放射能汚染の疑いがはっきりするまで販売禁止を言い渡されて、倉庫に引き上げたというではありませんか。

トンプン、鶏糞は販売されているのですが、牛糞ならびに牛糞をベースにした培養土は汚染の可能性が高く、販売禁止になったそうです。

慌てました。あらゆるホームセンターから培養土が消えてしまったら・・・・。

その足で家の近くのホームセンターに立ち寄ったら、非牛糞系の培養土はしっかり店頭に積み上げられてました。

しかし、今後はいつでも稲藁、籾殻、貝石灰など有機肥料も安全とはいえない状況になりそうです。

どこまで、そしていつまで放射能汚染は広がりをみせるのでしょう。

さしあたって米が一番心配です。

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スイカの初収穫 [作業日誌]

今年のスイカの初収穫は8月2日。昨年に比べると2週間ほど遅れたことになる。

遅れた理由は早い入梅、大型台風後のはっきりしない天候続き、などが影響したのだろう。

今年、スイカは3種類作った。形状でいえばラクビーボール型、円形型、円形・縞模様なし型の3種類である。

初収獲したのはオーソドックな円形型。小玉といえどかなりな大きさだ。

スイカやカボチャは外形だけで収獲のタイミングを判断するのは難しい。スイカの場合人差し指でスイカの表面をはじくようにたたいた音で判別するが、これはなかなか難しい。たいがい失敗する。

初収獲したスイカを切り分けるまでハラハラドキドキだ。色は濃いのだが中は出来すぎ。しかし甘みは十分ある。

作業の後の休憩で16等分し、初収獲の味をじっくり味わった。


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渇水対策 [作業日誌]

所沢周辺地域は厚い関東ローム層に覆われ、井戸を掘ってもなかなか水脈にたどり着かない。

直線的に井戸を掘り下げる技術のなかった江戸時代、大きな穴を掘り螺旋状に井戸を掘っていたので、「七曲の井」という史跡が残っている。掘っても掘っても掘りかねるため「掘兼」という地名があるほどだ。

トコトコ農園で独自に農業用水の井戸を掘ることは到底無理なので、梅雨時の雨水を溜めて夏の渇水に備えるようにしている。

現在、雨水をためる槽は3つある。1年に一つのペースで貯雨水槽を作っている。先の大型台風のおかげで、三つの貯水槽は満タンの状態にある。

基本的にはマルチ栽培をしているので水は必要ないのだが、特に水を必要とする作物には臨機応変に水遣りはしている。

今年はなんとか秋の台風シーズンまでは持ちそうな気配だ。貯水槽は何も手を施さないとあっという間にボウフラが大量発生する。

金魚を買って来て、ボウフラいっぱいの貯水槽に放つと、あっという間に食い尽くしてしまう。てんとう虫が金魚のように貪欲なら、アブラムシ被害はなくなるのだが、どっこいそれほどうまくはいかない。

写真は古い順からの三つの水槽。手洗い用にはポリタンクを3つ用意して、こちらは会員にお願いしてペットボトルで常に水道水を補充してもらっている。

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日除け対策 [作業日誌]

梅雨明け直後の猛暑に比べ台風後の熱さはなんとか耐えられるようになった。特に夜から朝方にかけては、かなり涼しく助かっている。ときどきはっと気がつくと時計の針が8時前をさしているときもある。

畑の作業は原則30分の作業の後に休憩を取るように心がけている。パーゴラの上によしづを敷いているが、そのよしずに、ゴーヤのツルがとうとう接近して来た。そろそろよしずの位置をずらさなければならない。

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節電意識の高揚で公共施設から個人宅までゴーヤのグリーンカーテンが大人気だ。
ある人は手回しよくプランターとネットを準備したものの、ゴーヤの苗をホームセンターに買いに出かけたら、売り切れていたという。

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大きくて立派なゴーヤが次々と育っていく。ゴーヤは人によって好き嫌いがはっきり分かれる。あの苦さと青臭さが苦手という。ゴーヤ好きにとってはそれがたまらないというのだから、こればかりはどうにもならない。

ゴーヤ嫌いな人にとっては、ゴーヤ独特のボツボツした表面も嫌いな理由に挙げるが、ゴーヤ好きにはあばたもえくぼに見えるゴーヤの表面だ。

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カボチャとスイカの出来具合 [作業日誌]

関東地方は7月9日に梅雨明け宣言が出てから、酷暑の連日でした。

今日から3日間、大型台風の影響で強い雨が降ったり止んだりで暑さからは逃れる見込みです。
台風による被害は歓迎しませんが、乾ききった畑には久々の雨のめぐみです。

台風が通過する今週金曜にニンジンの種を42メートルの畝に播く予定です。うまく芽がでてくれることを期待しています。

さて今月末から来月にかけて、スイカとカボチャの収獲を予定しています。
カボチャはサカタの「栗坊」を育てていますが、ミニカボチャとは思えないほど、すでに一部ではかなりの大きさになっています。
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スイカは昨年作ったタキイの「カメカメハ」という品種でラクビーボールの形をしたものです。糖度も高く評判がよかったので今年もまた作りました。この段階ですでにラクビーボール大になっているものもあります。
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今年の梅雨明けは例年より10日以上早く、それだけ夏が長いということなのでしょうか。スイカにとっては生育条件は良好なので、昨年のような豊作が期待できます。


春の収穫祭 [作業日誌]

毎年恒例の春の収穫祭を7月2日(土)に行いました。

春?、もう梅雨に入り春野菜はとっくに収獲済みで、いまは夏野菜を収獲し始めています。なのに春、はおかしいでしょう。

そうなんです。実は正確に言えば毎年、ジャガイモの収獲時期にあわせて収穫祭を行っていて、本当は新ジャガ収穫祭なのです。年2回の収穫祭を便宜的に春と秋の収穫祭と勝手に名づけているだけの話です。

ま、それはどうでもいいことなのですが、今年のjジャガイモは質、量ともに満足のいくできでした。収穫祭当日は小さめのイモを蒸し、単純に塩だけで味わいました。獲りたてのジャガイモは柔らかく、あっという間に蒸しあがります。

今年は小さな子供連れの会員が加わり、さながら祖父母参観の保育園主催によるジャガイモ掘り体験教室の様相でした。

エダマメも収獲して、茹でて食べました。
メインは小麦粉で水団を作り、けんちん汁風水団にしました。
適度な弾力もあり、なかなか結構な味でした。この小麦粉も昨年種をまいた自家製の小麦を使いました。

といいたいところですが、まだ小麦は天日干しもすんでおらず、残念ながら市販のスイトン用小麦粉で代用しました。

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小麦の収獲 [作業日誌]

梅雨の晴れ間というものの、午前中で30度を越す真夏のような暑さのなか、小麦の刈り取りを行いました。

昨年の11月30日に種まきをしたのでちょうど210日目の収獲となりました。刈り取りそのものは30分ほどで完了しましたが、その後の脱穀に時間がかかりました。道具らしい道具もなく、弥生時代に遡ったような方法での脱穀作業です。

刈り取った穂を思い切り地面に叩きつけ、実を落とす。あるいは堅い木の上に穂先をのせて、やはり木で穂をたたき実を落とす。

ジリジリする炎天下での単純作業、肉体労働はこたえました。

「苦しい思いではいつまでも記憶に残る」、唯一この言葉をよりどころに、なんとか休憩を挟んで午前中には大雑把な脱穀作業をやり遂げました。

3時間ほど天日乾燥して、袋詰めをしましたがその量は6袋になりました。籾殻を選別仕切っていないので見た目ほどは収穫量は期待できません。多分、30kg前後になるでしょう。

人間、現金なもので11月の種まきから麦踏までは、特に女性陣は嬉々として作業をしていましたが、収獲作業には音を上げたようです。

おそらく今年の秋の小麦作りは特に女性陣から賛同してもらえないような場の空気でした。


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収獲ラインナップ [作業日誌]

キュウリ、ナスの夏野菜の収獲がはじまり、そろそろトマトの初収獲もちかくなりました。
梅雨明け時期がどのくらいになるのかまだはっきりしませんが、梅雨明けと同時に夏野菜の収穫量も増えてくるでしょう。

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ジャガイモは20畝のうち中央付近が枯れ始め、探り掘りをして中以上の大きさのイモを手探りで掘り出しました。今年のジャガイモは大きさといい、皮肌もきれいで、上々の出来です。

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トウモロコシは何本かカラスに突っつかれましたが、一昨日から収獲できるようになりました。

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夏本番を控えゴーヤとスイカに花がつきました。ツルナシインゲンがもう少し太くなれば収獲可能です。

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ニンジンのできばえ [作業日誌]

この春種まきしたダイコンが豊作でしたが、2月20日過ぎに種まきしたニンジンもダイコンに劣らずうまく出来ました。時無五寸と三寸の2種類を3畝に播きましたが、ペレット種子なので確実に芽だししました。

手間はかかりますが4穴のマルチに丁寧に手播きましたが、うまくいきました。
一人当たりの収穫量は特に計量はしていませんが、相当な量を配分することが出来ました。

ニンジンの葉は切り取ってすぐに、ポニーの餌にもっていってあげました。飛びつくようにむしゃむしゃ食べていたようです。

やはり取りたてのニンジンはほのかにあまく、千切りにしてレタスと合わせってサラダで食べるのが一番です。


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ダイコン、ナンバーワン [作業日誌]

この春のダイコンは豊作でした。

収獲も最後を迎え、Tさん母娘が収獲したダイコンは太さがなんと45cmもありました。
「お母さんの足みたい」と小学6年の娘、「私はもっと細い!」とお母さん。

お母さんの素足は見たことはありませんが、これほど太い足をした人は最近はほとんど見かけません。
近頃の子供、そしてその母親も、皆さんスタイルが良くなりましたから、それこそ今となっては「ダイコン足」は死語になりつつあります。

泥を洗い流すとダイコンの白さが浮き立ちます。



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小麦の収獲を見学する [作業日誌]

小麦がだんだん色づきはじめました。
そろそろ収獲時ですが、何せ小麦つくりは初めての経験で、この周辺の農家に聞こうにも、いまは誰も小麦を作る人がいません。

何しろすぐ近くのJAが小麦の種を販売していないのですから。緑肥用の麦類の種は売っていますが、食用の麦は販売していないという状況です。

そこで所沢周辺に範囲を広げ、小麦農家を探したところ、お隣の狭山市に見つけました。小麦、お米、それに大豆を作っていました。連絡を取り、小麦の収獲を見学させてもらうことになり、会員2名を同伴して行ってきました。

田んぼの裏作で小麦を作り、「餃子の満州」にJAを通して販売しています。大豆は埼玉県都幾川村の有名な「渡辺とうふ」に卸しています。小麦の種類はメモをとらなかったので忘れましたが、我々が作っている農林61号より生育期間が少し短い種類で、梅雨の晴れ間の6月15日に収獲をしていました。

大豆と兼用の大型コンバインで、広い畑を円を描くようにくるくる回り、あっという間に刈り取り、脱穀をしてしまいます。1台750万もするマシーンです。

小麦の刈り取りを判断するのは、まず色、全体が黄金色に変色していること。第二に穂がその重さで頭を下げるようになり、それが全体の8割くらいになったとき。
やはり直接、専門の農家に話を聞かなければわからないことだらけです。

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ジャガイモの探り掘り [作業日誌]

今年、ジャガイモの種の植え付けを例年より2週間ほど早めにしてみました。
植え付け時期同様、作る量も昨年比2倍に変えてみました。

畑には20畝のジャガイモの葉がびっしりと土も見えないくらい繁っています。一部の葉は黄色く色づき、そろそろ収獲が近いことを知らせています。この調子で行けば6月末には総てのジャガイモを収獲できることでしょう。

そこで総てではありませんが、一部を探り堀して、写真にあるような中くらいの大きさのジャガイモだけを手で慎重に掘り、取り残した小さないイモは6月末までそのままにしておこうと考えています。
一度に大量の収獲をするより二度に分けて収穫したほうが会員に喜ばれると思います。

今年のジャガイモの出来は上々です。新ジャガ特有の薄皮で肌もきれいです。シンプルにゆでてバターで食べるのが一番。イモは大きなものより、小ぶりのほうが味がよさそうです。

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いたちごっこ [作業日誌]

梅雨から夏にかけて畑の雑草が元気よく育ってきます。花が咲き種を撒き散らす前に、退治するのがコツです。

夏の日照りで土が固くなると、雑草は広く深く根を張り、女性のか弱き腕力では引き抜くのも苦労します。
入梅の晴れ間、土にたっぷりと水分が残り、畑が柔らかくなったときに雑草を抜くのが良い頃合です。

第二農園の2反(600坪)の畑に雑草がはびこり始めたので、15人が1時間半かけてもくもくと雑草とりをしました。でも後10日もしないうちに、畑は元の木阿弥状態に戻るでしょう。作業前・作業後が同じ景色で雑草とりのいたちごっこは夏まで続きます。

隣の畑の爺ちゃんが「せいがでるの~」と声かけしてくれました。
雑草に混じってどこからか飛んできた赤紫蘇が育っています。そしてコスモスがお茶の木の脇から芽を出しています。

コスモスの苗を半分ほど掘り返し、第一農園の通路脇に等間隔で移植しました。秋が楽しみです。


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イチゴジャム作り [作業日誌]

今年、イチゴを2畝作りました。
ほぼ収獲も終わりかけ、総収穫量は5kgを少し超える程度でした。イチゴは最初の収獲は粒が大きく、だんだん小さくなっていきます。

イチゴはいっぺんに収獲ができないので、収獲したものを冷凍庫で保存しておき、2kgくらいにまとまると、イチゴジャムを作り、200g単位で会員に渡しています。

いまのところ17名分のイチゴジャムを作り、配分しました。来年は倍の4畝を目標にしないと、潤沢な量のジャムが作れません。

写真は料理部長のI会員さんの作ったイチゴジャムです。完全無農薬、有機路地栽培ですから、買うとなると結構な値段になると思います。

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スイカの苗の移植 一連の作業 [作業日誌]

ご紹介するのは育苗小屋で育てたスイカの苗を畑に移植するための一連の作業内容です。

苗の地上部分のところに縦に裂いたビニールホースをまきつけ、ビニールテープでつなぎ合わせます。
テーブルの上に苗を置き、なにやら内職仕事のようにビニールホースを全員でまきつけます。
これは根きり虫に大事なスイカの茎を噛み切られないようにする「トコトコ農園」独特の対策です。根きり虫対策に加え、茎にホースを巻くのは風に弱い茎を守るためでもあります。

移植した苗が強い春風にやられないように、苗全体を手提げ用のレジ袋を使いすっぽり覆います。そのためには3本の支柱を使いますが、支柱は孟宗竹を縦に8分割に割って作りました。

今年のスイカ作りは昨年の豊作に味をしめて、苗を倍以上作り移植しました。合計で70本です。1株に最低5個実がつくとして、350個ものスイカが出来るはずです。

ちょっと欲張りすぎたかもしれません。

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早すぎる入梅による被害 [作業日誌]

例年より早い記録的な入梅ですが、早々に被害がでました。

雨水槽に飼っていた金魚15匹あまりのうち、12匹が行方不明になりました。
おそらく水槽が満杯になったため、金魚たちが外へ飛び出したのではないかと推測しています。

雨水槽の周囲を見まわしても金魚の遺体は見つかりません。行方不明なのです。カラスに食べられてしまったのか、依然として理由がわかりません。

この金魚、雨水槽に発生するぼうふらを食べてもらうために、入間市の金魚専門ショップで、稚魚をまとめて30匹買ってきたものです。
飼い始めてから3年、あっという間に死んだり、仲間に食われたりで半減して生き残ったものです。

それがたった数日来の雨で12匹もの金魚を一瞬に失ってしまいました。<合掌>

ダイコンずくし [作業日誌]

今年の夏ダイコンは豊作です。

大きさ、形状、そして味もよし、と三拍子揃いました。根の長さは55センチ、太さは33センチ、小さな大人の股下ぐらいの長さです。

会員には各4本収獲してもらいました。さすがにこの大きさのダイコンなので、せっせと人に配り、せっせと毎食のようにダイコン料理のオンパレードです。

オーソドックにおろしにしたり、風呂吹きダイコン、ダイコンサラダ、ダイコンの味噌汁、糠ずけ、ダイコンとコーンにまいたけを入れ、コンソメ味のスープにしたり、まだ試してないのがダイコンステーキくらいかな。

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梅雨のめぐみ [作業日誌]

関東甲信越では記録的な早い梅雨入りですが、唯一のめぐみは雨水槽にたっぷり水を補給してくれたことです。

井戸も水道もない「トコトコ農園」では水遣りはもっぱらこの雨水槽に頼っています。
基本的にマルチを使っているので水はほとんどやらなくてもすみますが、ニンジンの発芽促進に、あるいはネギの発芽後の乾燥防止にこまめに散水しています。

そのほかの作物でも苗の移植時と根の活着のために水は必要になります。5月の雨の降らなかった一時期は雨水槽の底が見えてきて、ぼうふら対策用に飼っている金魚が息苦しそうにしていました。

それもこれも、先日来の長雨で三箇所に作った雨水槽が写真のようにあふれんばかりになりました。
さしずめ雨水槽を十二分に満たしてくれた今年の入梅は一つのめぐみと前向きに捉えたほうが良いのでしょう。

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早すぎる入梅と小麦の扱い [作業日誌]

関東甲信越地方が早々に梅雨入りをしました。

観測史上2番目に早い入梅です。昨年の入梅が6月13日、梅雨明けが7月17日で入梅期間が34日間という異例の空梅雨でした。
平均的な入梅は6月8日、梅雨明けが7月21日で入梅期間は43日です。今年の入梅は平均から12日も早く、昨年からは17日も早い入梅となりました。

そこで頭の痛いことが小麦の収獲時期の判断です。理想を言えば入梅前に刈り取りを済ませればいいのですが、トコトコ農園の小麦はまだまだ青々としています。一部が黄金色に染まり始めましたが、全体の1%にも満たない感じです。

梅雨の晴れ間に刈り取りをすることになるのでしょうが、これがなかなか難しいのです。
今年の梅雨明けが平均的なそれとすると入梅期間はなんと54日間になってしまいます。こうなると小麦はもちろん、他の作物にも病気の発生が心配です。

自然相手の農業の難しさを思い知らされることばかりです。

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小さな大物 [作業日誌]

今年から会員に加わったH夫妻。

事前に子供連れで参加の意思を聞いていたが、初参加の日、幼い兄妹の手を引いて、背中には小さな赤ん坊を背負って奥さん一人で現れた。

少子化の時代、3人の子供をつれてきたには正直、少々驚いた。その後ご主人も加わるようになって、夫婦どちらからがかわるがわる赤ちゃんの面倒を見ている。

今日は夏日を思わせるような天候のもと、いくつもの作業をこなしたが、ニンジンの間引きもその作業の中に入っていた。

その間引きニンジンをおしゃぶり代わりにしているうち、寝入ってしまった赤ちゃん。気持ちよさそうに左足をフレームに乗せ熟睡している。その左手にはしっかりニンジンが握られていた。

周囲の雑音も気にせず、小さな大物の登場だ。

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天にむかって伸びよ [作業日誌]

ソラマメの鞘がだいぶ太ってきました。

同じマメ科でもキヌサヤにはほとんどアブラムシが付きません。でもソラマメは必ずといっていいくらい、アブラムシに取り付かれます。

ソラマメはよっぽどアブラムシをひきつける何かを持ち合わせているのでしょう。結局、ミカンの粉末を1回目は根元にそして2回目には上から全体にかかるように、ふりかけてもやっぱりアブラムシの執着心には勝てませんでした。

仕方なく伝家の宝刀の自家製アブラムシ退治剤を噴霧して、なんとか被害を食い止めました。さらに2回のぼかし肥料をすき込んでアブラムシに負けないパワーをつけてもらおうとしました。

その結果が写真の通りです。
ソラマメは「空豆」と書くように、空に向かって鞘を突き上げるように育っていきます。一部は元気よく空に向きはじめしたが、まだまだ多くは下を向いたままです。

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トマトの移植 [作業日誌]

大型連休も残り2日、夏野菜の目玉であるトマトの苗を190本ほど移植した。

昨年同様大玉120本、中玉40本を苗屋から購入し残り30本はサカタの麗夏を育苗小屋で育て移植した。
サカタの麗夏がうまく育ち、順調に収獲できれば来年は自前の苗を中心にしてみようと考えている。

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支柱を合掌作りのように交差させ、畳のへりを使って連結していく。畳のへりは丈夫で腐らないので、連結用資材としてはうってつけである。お隣の畑を耕している畳屋さんのHさんから毎年畳のへりを大量にいただき、助かっている。

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作業の後半からそれほどでもないが雨が落ちてきて、雨宿りを兼ねて少し長めの休憩をとる。予定外だったが、同じように育苗小屋で育てていたキュウリ36本が大きくなり始めたので、急遽移植をした。

来週の火曜は苗屋からトマトと一緒に購入してきたナスとピーマンを移植し、遅れに遅れたサトイモの種芋を第2農園の畑に植える予定である。
写真は地中に保存しておいた昨年のサトイモを掘り出しているところ。

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育苗温室大活躍 [作業日誌]

会員の力を結集して作り上げた育苗用の温室は外気温のほぼ2倍近い温度に達します。
この調子で真夏になると50度以上になってしまうのでしょうか? 会員の中でダイエットを希望する人はサウナ代わりに使ってもらってもいいかなと思っています。

冗談はさておき温室の中ではカボチャ、トマト、パセリ、ニラ、キュウリの他スイカ、2種類のハーブを育てています。

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カボチャとスイカはタキイとサカタのタネを播いたのですが、実験的に昨年収獲したカボチャとスイカの種を保存しておき、今回初めて播いてみました。
カボチャは総て芽だしをしましたが、その1割は発育不全で使えません。スイカはまだ総て芽を出し切っていません。

トマトは苗屋にすでに120本注文していますが、今年はそれにプラスしてサカタの麗夏を50株目標で育てています。今年の結果を見て、苗の購入と自家製苗の割合を半分づつにもって行こうと考えています。

小さめの温室の3分の2を使い、育苗ポットを直に並べているので、そろそろスペースの効率的使用を考えて、専用棚を作る予定です。




ポパイ、来てくれないかなあ [作業日誌]

小雨が降り続く午前中、あえてホウレンソウ、コマツナの収獲を強行しました。

4月2日にお隣狭山市の健康センターの桜祭りフェアに参加し野菜の直売を予定していました。しかしあいにくの震災であらゆるイベントが自粛するなか、桜祭りも中止になりました。
フェア用に作付けしていたコマツナとホウレンソウがその分、会員の収獲にまわりました。
来週あたりの収獲を予想していましたが、先週後半5月並みの陽気が3日ほど続いたところで、急速にホウレンソウが育ってしまいました。
収獲をこれ以上のばすことが出来ないと判断して、少々の雨でも収獲だけでもしようと会員に集まってもらいました。1畝(長さ12メートル)そっくり収獲することにしましたが、この量が半端ではありません。

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均等配分の作業は女性にお願いして、テーブルの上で仕分け作業をしました。一人一山でその高さは40センチはあろうかという量です。
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コマツナは2分の1畝、ホウレンソウの半分ですが二つをあわせると、自転車の前かごにも乗り切れないほどのボリュームです。

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ホウレンソウはぜひポパイに来てもらい、食べてもらいたいくらいです。
ポパイがホウレンソウ好きなことがわかるのはある年代からでしょう。ポパイって誰!といわれるのがせきのやまですね。



ミカンの皮の効能 [作業日誌]

春になるとアブラムシやらアワノメイガやら、ありがたくない虫も活発な活動を始める。

昨年から会員に頼んで家で食べたミカンの皮を持ってきてもらい、乾燥してためておいた。人間にとってはさわやかな香りが心地いいのだが、虫にはいやなにおいらしい。

ソラマメは昨年何本かアブラムシに取り付かれ、手製のアブラムシ駆除水をかけてもそのそばからまた取り付かれた、苦い体験をした。そこで今年はミカンの皮をミキサーで粉状にして、根元に振り掛けている。二週間おきに、新しいミカンの粉末をかけているが、今のとこアブラムシの姿は確認できない。

ミカンの効能を確かめてみようと、畑の前に自宅の花かいどうの枝にミカンの皮を入れた袋をぶら下げて試してみた。例年だと花のつぼみがつき始める頃に、おそらく蛾が卵を産み、その幼虫が葉っぱを巻いてその中に入りこんでいた。

しかし今年はミカンの効果か、花かいどうの花が散り始める今頃まで全く被害がない。
こでまりもアブラムシに毎年取り付かれるが、これも2箇所袋にミカンを入れてつるしてある。いまのところアブラムシの姿は見えない。うまく効くかどうか?

トウモロコシはアワノメイガの被害を受けやすいが、今年は雄花が出る頃、そこにミカンの粉末を試しにかけてみようと考えている。よく使われるのはインド原産のニームという植物のエキスのようなものだが、効果があるという人と、そうでもないという意見に分かれており、使うか使わざるべきか迷っているところだ。

まず今年ミカンの効果があらわなければ、来年また出直して考えてみることにする。


風評被害もどこ吹く風 [作業日誌]

風評被害に引き込まれた震災被害地の福島、茨城の野菜が都内のあちこちで随分売れています。
いいことです。義援金を送った方がもし、風評に惑わされ野菜を買い控えていたとしたら、せっかくの義援金の善意がかき消されてしまいます。

「トコトコ農園」では青物野菜の収獲時期を迎えています。
同時期に種まきしたコマツナとホウレンソウはこの暖かさで一気に育ってきています。コマツナのほうが成長が早くあと1畝の収獲を残すばかりになりました。ほうれん草は来週の火曜から1畝単位で収獲の予定です。
「トコトコ農園」では風評被害もどこ吹く風の収獲がつつきます。

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夏ダイコンの間引きも終わり、来週はニンジンの間引きを行います。昨年種まきしたキヌサヤ、ソラマメも順調に育って、支柱を立てました。サニーレタスと夏とり白菜も種から温室で育てましたが、先週その苗を畑に移植しました。いまのところ、スムーズに作業と収獲がすすんでいます。

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温室で育てていたトマト(麗花)も本葉が出始めたので、大きめのポットに移し替えました。ハーブを何種類か種まきして温室で育てています。贅沢を言わせていただければちょっと一雨ほしいところです。

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